「石川県初の社会人アメリカンフットボールチーム誕生」〜NHK金沢ニュースから(1989年)
(ナレーション)
石川県ではじめての社会人の
アメリカンフットボールチームができました。
今年秋のデビュー戦に向けて練習に励んでいます。

(ナレーション)
ヘルメットがぶつかりあう”ガツン”という音が聞こえてきます。
この迫力とカラフルなユニフォーム、タッチダウンの喜び・・
アメリカンフットボールは日本でも人気が高まっています
石川県で初めて社会人チームの事務局が出来て
動き始めたのが2カ月ほど前、
チーム名は「金沢ワイセンベルグ」といいます。
ワイセンベルグは”白い山”、白山を表します
メンバーを募った結果、これまでに23人が集まりました。
今、毎週日曜日、金沢大学のグラウンドを借りて練習を
続けています。
この日は16人が参加しました
さてアメリカンフットボールは攻撃側と守る側が
はっきり分かれ、パスや
ボールを持って走るランなどで前へ進んで
タッチダウンを目指します
10ヤード進むかどうかで攻守が替わります。
そこで激しいぶつかり合いがあり、役割も
専門別に分かれています。


選手の交代も自由ですから、試合をするには
40人は選手が必要だと言われています。

金沢ワイセンベルグのメンバーは学生時代の経験者が
中心になっています。

キャプテンの小倉久英さん、国際商科大学で
タイトエンドをしていました。


センターを務める根岸正和さん、そしてチームの要となる
クオーターバックの岡田 功さんの2人は、今年金沢大学を
卒業してメンバーに加わりました。
まさに現役の期待の選手と言えます。
<木庭監督>
石川県内でこれほど経験者がいるとは思って
いなかったんですが、(実際には)けっこう集まった
ので驚いています。
潜在的にはかなり力をもっていると思います。
秋に向けて少しずつ力をアップさせていきたい
と思います。
<小倉主将>
人間が将棋をやっているようなものだと思っています。
知恵と力、それとチームワークを備えていないと、なかなか
勝てないと思います。そういうところが一番魅力的だと
思いますし、(選手は)女の子にもモテます(笑)
この日の練習は汗と泥にまみれて、
およそ2時間続きました。

金沢ワイセンベルグでは現在、一緒にプレー
する人を募集中です。

秋のデビュー戦までにはユニフォームも
揃えることになっています。


富山と福井には社会人チームが既にあります。
これで学生チームも加えて北陸リーグが出来ると・・
メンバーの夢は広がっています。
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